魔法少女まどか☆マギカの最近のブログ記事

美樹さやかの話と全話で惨死した巴マミの話のアフターフォローがメインの第4話。まあ、まどかを見ているキュゥべえの視線がえげつない。まさしく、魔法少女家畜テーマ作品。実際問題、11話で人類を家畜扱いしているし。しかも、この機を捉えて契約につなげようとしているあたり、どこに出しても恥ずかしくない立派な悪徳セールスマンだ。

まどかのキャラクター的な特徴はやはり、自分への異常な過小評価であるように思います。今話でのまどかとほむらの会話は10話の存在を前提にしてみるのと1~3話のみを前提に見るのとでは全く異なるかなと思います。そして、まどかの忘れないという言葉は最終話の存在を前提にするとほむらにそっくり跳ね返るのかなとも思います。

ただ、やはりこの話で大事なのは上条 恭介と美樹 さやかの思いの擦れ違い。美樹 さやかは良かれと思ってやっているのにそれは裏返る結果しかもたらさないのは周知の話です。まあ、この作品の中で重要な要素だと思いますが。良かれと思ってのことがすべて最悪のことに結びつく、そして...。

さやかのアクションは問答無用でかっこいいですが、それさえも各部の演出が噛みあってより大きな悲劇のプロローグとなっているのが冴えた演出かなと思います。

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この話を最初に見たときに連想したのは、みさきクロニクル~ダイバージェンス・イブ~とレンズマンです。作品全体としては魔法少女ものというより魔法少女をテイストとしたダーク・ファンタジーというカラーが色濃いんですがSFとしてとらえるとこの2作を挙げるのが妥当かなと思います。

世界を改変したその代償として世界から消失するという顛末はみさきクロニクルと同じですがこの結末自体は世界改変ものでは定番ともいえます。なぜかといえば、世界を改変できるほどのポテンシャルを持つ特異点を内包した世界というのは存在自体が破たんしているからではないかと思います。それ故、改変の起点となった特異点を世界は内包しないということになるからだと思います。

この結末を避けようとすればどうにかして特異点を消去するか、特異点をどこかに移動するかしかなくこの作品の場合にはこのシナリオになるのはまあ妥当かなと思います。ただ、世界から消失したとはいえ、彼女の実存は消滅していないのも明らかでしょう。11eyesでの橘 菊理と同じく、アクセスできなくなったというのが妥当でしょう、出ないと魔法少女の最期を看取る概念という実存まで消滅してしまうので。

恐らくは、固有の精神格を失って一種の普遍思念体となったというのが妥当な解釈だと思います。まあ、多分にレンズマンからの借りものなんですが言葉としては。つまり、世界の内容物というところから逸脱したために世界には内包されなくなり世界という集合から外れてしまった、一番近い水準のものを挙げるとすればストレイト・ジャケットのリマ・メイヴィスでしょうか。ある種、まどかは世界そのものであるがゆえに世界の中には入れないと解するのが一番かな。

とにもかくにもこの作品の場合はいろいろな要素が縦横無尽に横断しているので、考察しようとすればきりがないですね。

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この話で明かされるのはなぜ鹿目まどかになぜ、強力な魔法少女としての資質を備えてしまったのかそれが明かされます。なぜ、鹿目まどかがこの世界観における一種の特異点となりえたのか。暁美ほむらが時間遡航を繰り返し、鹿目まどかを特異点としてしまったこと。特異点といえば、思い出すのはやはり超時空世紀オーガスですね。オーガスの場合には、主人公 桂木圭とオルソンは超時空振動弾により時空混乱を引き起こした人間であり、それゆえに時空混乱を解決できる唯一の可能性を秘めていたわけです。

キュゥべえの思考はある種理性の塊です。それ故、キュゥべえは人間を全く理解できない。それゆえにたちが悪いとも言えますね。今回、キュゥべえが家畜の例を持ち出していたように、苦笑してしまいましたけどね小島先生も人類初の魔法少女家畜テーマ作品なんて言ってましたしね。実際問題、彼には全く悪意がないのでものすごくたちが悪い。

今回、ほむらが初めて漏らす本音は悲しいですね。彼女の漏らす本音こそが、彼女が勝てるなんて全く信じていないことを物語っています。明らかに、この時点で彼女が絶望に堕ちかかっていたことが伺えます。まどかを守らなければという義務と、戦いの前の一種の高揚がかろうじて彼女を支えていたんじゃないかと思います。それゆえに彼女の言う、道しるべという言葉は痛いですね。

この話で一番、印象に残ったのはまどかの母親の言葉ですね。「誰かの嘘に踊らされたりしていないな」とのセリフですね。この話に限らず、まどかに最も多くのものを与えてきたのは母親だと思いますね。希望を持つのが誤りだとのキュゥべえの言葉に抵抗し続けられるほどの力を与えたのは多分、母親の影響もあるんじゃないかなと思いましたね。

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第3話、言うまでもなくターニングポイントの第3話です。世間的には巴マミの最期だけが取りざたされる話ですが。それ以外のターニングポイントとしての要素のほうがはるかに重要な話だろうと思います。

たとえば、サヤカの悲劇もここから始まっています。二人のボタンのかけ違いはやがて深刻な悲劇へとつながるのは知られている通りです。そして、ほむらの能力の一端も見て取れるのがこの話でもあります。そして、巴マミの物語の始まりが明かされ、ある種きゅぅべいのおかしさが見えてくるのもこの話です。

いわば、この作品における重要な要素がここから始まっており、巴マミの壮絶な最期はある種の目くらましとして作用していると思うのです。

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原作:Magica Quartet 作画:ハノカゲ

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第2話、この話だけを見ると普通の魔法少女ものに見えるんですよね。でも、まあ、全然普通じゃないのは周知のとおり。実際、衝撃の第3話はもう次に控えていますから。ただ、ここだけを見ても次の足音は忍び寄っています。明らかに違う対応をとるほむらとか。

ある意味、この話は幸せだった昨日を描き、次で引き落とすための引きになっていると思うのはまあ次の話を見れば明らかでしょう。ただ、それを引いても、ティロ・フィナーレへと繋ぐアクションなど正攻法の演出も冴えていると思います。まあ、これだけでは今日日の視聴者をくぎ付けにするのは難しいのかもしれませんが。

まあ、でもやっぱり次ですよね。

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未だ、11話以降の地上波での放送予定が全く立っていない本作ですが。4月よりAT-Xで放送が始まったのでいろいろと面白かったです。やはり10話の存在を前提にして第1話を見返すといろいろと見えてきます。タイトルの夢であった、ような...はもちろんまどかの側から見たほむらの印象でしょう。

もはやいうまでもなく、まどかとほむらは特にほむらの体感時間では何回もの逢瀬と別離を繰り返しています。単に夢と考えると無理があるので、繰り返される逢瀬と別離はまどかにも何らかの影響を残しているのだろうかとも考えます。因果律を考えるとまったくおかしいのですが。ただ、エントロピーのような根本的物理法則をも突き破っている本作では因果律を突き破っても不思議ではないですね。

まあ、本作品における根本原理が何であるのかは全く不明ですが、時間順序保護仮説なんかを前提にするとほむらの行動は全くの徒労ですしね。

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