2011年10月アーカイブ

AppLogSDKサービスの停止が株式会社ミログより発表された。

株式会社ミログ(以下、弊社)が2011年9月28日に公開したAppLogSDKに関して、一部ご指摘頂いている脆弱性の対応及び、AppLogSDKのサービスをよりよいものへと改善していくために、AppLogSDK全てのサービス、情報収集送信を停止させて頂きます。

情報送信の承諾済みのユーザーに関しては、取得送信を停止し、今後一切の情報の取得収集は行いません。新規ユーザーに対しては、情報送信の許諾画面は表示させず、情報送信取得も行いません。但し、収集サーバとの疎通確認を目的として1回程度通信が発生する点はご了承ください。 AppLogSDKの新規配布は10月3日以降停止させて頂いております。導入済みアプリ開発者様には、AppLogSDKを外して頂くことを促しており、別途対応を協議させていただきます。

AppLogSDKサービス再開に際しては、関連省庁、関連業界団体への事前説明ほか、アプリケーション開発者様、ユーザー様に対しても十分にヒアリングを行っていき、皆様のご理解を頂いた上でのサービスを再開を目指して改善に努めて参ります。サービス再開のタイミングは、別途時期が決まり次第、告知をさせて頂く予定です。

弊社は、今後もアプリケーション情報という次世代のライフログ情報の可能性を追求する取組を継続的に実施し、真摯に改善に努めて参ります。皆様からのご意見は可能な限り参考に開発に活かして参りますので、今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。

先日来、巷間を賑わせているAppLogはAndroidのアプリケーション分析サービスであるが、問題は使用に同意しようがしまいがAndroid IDを送信するなど困った動作をする。また、アプリケーションの収益化を謳っているものの実のところ、最初にAppLogのインストールをしたアプリにのみ収益が分配される構造であるためかならずしも無料アプリを収益化できるわけではない。

その上で、既に朝日新聞の報道にあるとおり端末のIDや他にインストール済みのアプリケーションのリスト、各アプリケーションの起動時間帯などの情報を一日一回送信する。そして、どのようなアプリケーションにAppLogが組み込まれているのか判らない。通報君Zというアプリケーションの結果によれば一部の無料の電子書籍や動画アプリにも組み込まれているという。

正直、カレログといいAppLogといい、こういう結果になることは判りそうなもんなんだが。頭の中でシミュレーションしなかったんだろうか?

カリフォルニア大学バークレー校の研究チームが、fMRIを使って人間の見た映像を再構築することに成功し、Current Biologyで発表したというニューズ。オリジナルのアーティクルはReconstructing Visual Experiences from Brain Activity Evoked by Natural Moviesだと思う。Current Biologyのサイトで著者名で検索。各種報道機関による報道は以下の通り。

  1. 朝日新聞: 夢が撮られちゃう?! 米研究員ら、脳活動から映像復元
  2. ITmedia: 脳の中、のぞけるようになる? 脳内映像の再現に成功

mixiの日記等でITmediaのアーティクルから、書かれた記事を俯瞰すると、この研究成果に対して一種の恐怖を感じているアーティクルが出てくる。引き合いに出されているのはスプリガンの「人工進化」、キノの旅の「人の痛みが分かる国」あたりか。どちらも、技術の暗黒面を取り上げた題材だけれども、技術というのは概ね光と暗黒双方を内包している場合が多い。まあ、原子力関連みたいに光が遠い技術もあるけれど。

確かに、この種のBMIというのは怖さを内包している、今まで見えなかったものを可視化できる可能性があるから人工進化や人の痛みがわかる国を連想できるとは思う。方向性としては洗脳や人格の上書きのような方向に暴走する可能性もなくはない。ただ、そういう人には榊一郎氏のスクラップド・プリンセスのサプリメント3 「聖地に流れる円舞曲」の言葉が必要だと思う。つまり、技術というものは覚悟無き者に対しては呪いとなり、そうでないものに対しては祝福となるということ。

つまり、技術には光と闇双方が内包される。技術に意思はない、結局のところできるということは、それを扱う人間の意志で善にも悪にも使われえるというと。そして、暗黒面に恐怖し、一歩も外へ踏み出ることができないというのはそれ自体も負けに等しい、自分に対しての。というのも、この場合、見るのを放棄するということは光もまた放棄するということだから。

どういう光が考えられるのか、おそらくは理想像はソードアート・オンラインの7巻「マザーズ・ロザリオ」に書かれているものだと思う。恐らく、今考えられるBMIのもっとも理想的な使い方、つまり難病等で外の世界に出ることがかなわなくなった人に対して、仮想的とはいえ動く機会を提供する。ソードアート・オンラインは仮想世界を基礎としているので暗黒面的な使い方も光としての使い方もシリーズの中で両方が描かれている。アニメ化も決まったことだし、多くの人が触れるといいなと思う。

技術者としての立場を言えば、一番近いのはプロジェクト・リムーバーの風間基樹の立場だと思う。上に技術者はただ求められたものを作っていればいいという趣旨の言葉を言われて基樹が返したセリフ「ええ。でも、それではノーベルですから」使用する人間の思惑は発案者の想像を超えて暴走することを危惧したセリフですが、技術者はある種、その技術の使われ方を最後まで見届けるべきだとする基樹の立場は私のある種、根幹となっています。

  1. 榊一郎: スクラップド・プリンセス サプリメント3 聖地に流れる円舞曲, 富士見ファンタジア文庫 ISBN 4-8291-1658-7
  2. 河原礫: ソードアート・オンライン7 マザーズ・ロザリオ, 電撃文庫 ISBN978-4-04-870431-1
  3. 篠崎砂美: プロジェクト・リムーバー 人の姿を備えしもの, 電撃文庫 ISBN4-07-307419-9

euphoria 物理エンジン

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日々是遊戯のアーティクルでeuphoria物理エンジンのデモムービーが出ていた。かなりリアリスティックな動きになっています。以下にムービーを埋め込んでおきます。

基本的には筋肉等のシミュレーションやコリジョンなどの判定の組み合わせのようですが、かなりよくできています。モーションキャプチャなどのサンプリングなしと考えると、かなりです。確かにGTAならいちいちモーションをキャプチャしていたら、世界を構築するのは骨になりすぎるので有効だと思います

フォトリアリスティックなレンダリングによって、確かにいろいろな映像をレンダリングできますがモーションのところで躓いていてはまずいですから。そういう意味ではこういった物理シミュレーションの技術というのは重要になるだろうと思います。

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